2016年8月25日木曜日

親子

昨日親が息子を殺したというニュースがあった。
ショッキングなのはその理由。
「受験勉強がうまくいかない」

父親が通っていた有名私立学校に
受験させたかったとのこと。
自分の親の薬局を継がずに
トラックの運転手をしていた父親。

多分この父親も、自分の親から
かなりのプレッシャーをかけられて
その学校に進学したのだろう。
しかしその親の持っていた
薬剤師の夢がなぜか果たされず、
それを果たせなかった自分の中に
常に満足感が得られず、自信が持てず
それが子供に向けられてしまったようだ。

親の勝手な夢や希望の被害者である
この子が不憫でならない。


有名私立学校に入り
有名大学に入り
有名会社に入り
高給取りになり
人生何不自由なく生きることが
本当に幸せなのか
原点に戻って考えるべき。

何よりも大切なのは
夫婦の絆。
親子の絆。
家族の絆。

そういったしっかりした小さな絆がある
家族がささえる地域、町、社会こそが
一番パワフルなのではないかと思う。

人間関係の一番小さな単位である
夫婦・親子。

そこを一番大切にしないと。

有名大学を卒業し
有名企業に入り
いくら収入がたくさんあっても
家族がばらばらで
お互いを憎みあっていては
最後に待っているのは醜い財産争い。


この父親、
奥さんの影がない。
夫婦での話し合いもなかったのだろうか。

この子供が父親の曲がった教育を
押し付けられ、無事に育ったにしても
精神的に痛めつけられ、他人を巻き込みながら
一生苦しんで生きていかなければならなかった
かもしれない。

この家族の不の連鎖がそこで止まったのは
不幸中の幸いかもしれない。

男の子のご冥福を心からお祈りします。

2016年7月22日金曜日

中学生クラス

この教室を始めた当初から
通っている子供たちはもう中学生。

現在中学3年生のクラスがあるが、
皆英語が大好きで、
この夏は英語スピーチ大会に挑戦する子が
2人いる。

英語スピーチはその学校のALTと
英語教師が連携し、いかに生徒の能力を
引き出せるかがミソである。

もちろん内容が一番大切。

大体の傾向として、自分ががんばっていること、
がんばってきたこと、到達したことを
書く子供が非常に多く、その中でいかに
光らせるかだ。

さらに、自分の考えや発見、創造性
豊かに、面白い内容で伝える子供は、
もっと光る。

2人にはがんばって欲しいと思う。

さて、中学生クラスで今わたしが子供たちに
挑戦してもらっているのは、歌である。

子供たちも歌を歌いたいとのリクエストから
急遽、英検だけのクラスから半分歌に
変更となった。

今までハイスクールミュージカルや
有名歌手の歌を歌ってきたが、
驚いたことに、挑戦しているのはわたしなのだ。

歌詞を渡して、「来週から歌うよ~」と言って
次の週に歌い始めると、子供たちは
スーッと歌えるようになっていて、
下手に指導する必要はない。

大人クラスでも歌を歌っていて
リズムと言葉を合わせるのに
必死に指導せねばならないのに、
中学生には不必要だ。

それにしても、歌を歌うのはよいことだ。
英語の勉強にもなるし、ストレス発散にも
なるし、一石二鳥。

2016年7月5日火曜日

学校の英語教育

中学校の期末テストの結果を見ると
書き言葉を正確に覚えることが
あまりにも強要され
英語のコミュニケーションツールとしての
役割の影があまりにも薄い。

使える英語教育はいつやってくるのか。

高校になってもテスト勉強は文法の正しい使い方
正しい言いまわしを覚えるのに
子供たちは必死である。
わたしが中学の頃からすると
リスニングが加わったくらいの違いだ。

問題の答えは必ずしもわたしたちの
使うフレーズでなく、
そうでないとバツとなる。

自分が中学校教師だったら・・・と考える。

多分同じような問題作りをしないといけないだろう。
教育が読み書きばかりの英語から
話す聞くの英語に変わらない限り。

娘は来年高校受験。
中学で3年間、英語の授業を受けて
彼女の英語力は全く向上しなかった
ばかりか、停滞してしまった。
週4時間、月16時間、8月と3月を
抜かして、年間160時間、
書いて読んで点を取るのに
必死だった。

高校に入っても、こういう英語の教育を
受けるのであれば、
高校に入れたくないと思う。

これ以上、このような英語教育で
若い青春時代の貴重な時間を
無駄にさせたくない。

これが本音。

2016年6月23日木曜日

現在完了

中学生に現在完了を教える。

He has been to Tokyo.

He has gone to Tokyo.

何が違うか?

上は東京に行ったことがある。

下は東京に行ってしまった。

上は経験、下は完了。


なんてややこしいんだ!

学校で「行く」は 「go」 と習う。

なのに、なぜbeenで「行ったことがある」
なのか。

もともと、been という単語が曲者。

beは存在をあらわす。つまり、
上は「東京にいた」と言ったほうが
正解といえる。

しかし、日本語ではどうしても
「行く」という言葉を伴ったほうが
しっくりいくため、「行ったことがある」に
なってしまう。

I have been there.
など、完全に「そこにいました。」
という感覚。

I've been there, and I've done that.
は、よく使う言い回し。
同じような経験をした時に
使う言葉。

これはイメージで捉えるのが一番。

been はそこにいる様子。
go は「行く」という行為。



2016年6月11日土曜日

しばしば

先日小学校上級生に
頻度を教えていた。

always
often
usually
sometimes
never

その際、oftenの意味がわかるかどうか
子供たちに聞いた。
誰も応えなかったので、
すかさず夫が
「しばしば」と日本語で教えた時
ふと疑問に思った。

oftenは、わたしが中学の頃から
「しばしば」と教えている。
しかし、
こんなにしょっちゅう使うことばなのに
日本語で
「しばしば」なんて言葉はほとんど使わない。

「しょっちゅう」「よく」 等の方が、頻度は高い。

なぜこの会話では死語のような
「しばしば」をoftenの最初の訳として
使うのか、意味不明。

日本語から英語に訳す文章では
よく「よく」が使われ
「しばしば」なんてあまり見ない。

中学校の英語の教科書、
もう一度全ての訳を見直して
欲しい。そしてもっと会話で使われる
日本語に置き換えて欲しい。

2016年6月7日火曜日

Silver Anniversary

今日はわたしと夫の銀婚式。

上板町にあるさくら並木レストランに予約を入れ
2人のためにディナーを用意してもらった。
約束の時間に現れると、机の上には
すきやき風料理と手作りのお豆腐。
その後次々に料理が運ばれた。
綺麗に盛り付けられたお刺身、
お魚とナスのフライ
はもにイカ墨ソース、
鮎の姿焼き等、どれも品のよい味。
最後にタワーのようなデザートと
コーヒー。桜並木さんに感謝。














25年前を振り返るべく、
最近実家を整理していて見つけた
結婚式にいただいたカードを持参した。
一つ一つ読み返しながら、
ああ、色んな人が来てくれたんだね。
思い出にふけりながら色々語り合った。
最後にわたしも午前中に
必死で作ったカードを夫に渡した。
以下、カードに書いた内容。

「夫へ
結婚当時はまだまだ精神的に
未成熟で、たくさんミスをしたけれど
最終的には息子は成長して
人生を楽しんでいるし、
娘もそのうちきっと素敵な
大人にに成長するだろう。

自分の両親が病気の時は
日本にいて世話もできないまま
亡くなってしまったのに、
わたしの両親が病気の時は
そばにいて
介護してくれたことには
感謝しています。

そして、
いつも当たり前の存在みたいに
扱っているけれど、
これまでわたしにしてくれた
様々な貢献に深く感謝します。

良い夫、良い父親でいてくれて
ありがとう。」

 
 2人だけでおいしいものを食べたので
家で一人でいる娘にも
同じデザートを作ってもらった。
超喜んでくれました。















夫婦がうまくいく秘訣は
やっぱりお互いに
感謝を口にすることだなと
つくづく思います。

English Fun Party

 3月31日、4年ぶりにパーティを開きました!! 英語を使ったチャンツ、詩の朗読、劇、歌、手遊びなど、みんなで楽しむことができたと思います。 来年に向けて反省点はたくさんありますが、演じる人も見る人も楽しいパーティにできたらと思います。