甘えるという言葉は日本語特有であることを
ご存知だろうか?
甘えるを英語に直すと
Depend on 頼る
とか
spoil 子供を甘やかす
とか
whiny 泣き言を言う
くらいで、
子供が親に「甘える」
彼女が彼に「甘える」
みたいなしっくりした訳がない。
cuddle 抱きしめる
が、一番近いかもしれないが、
これは実際体の寄り添いを
指す。
甘えるとは、人が人に「愛情」や「寄り添い」をもとめることで、
肉体的なものより、精神的なものを指すことが多い。
人の好意を受け入れるのも「甘える」と言う。
さて、わたしが「甘え」について書いたのは
病院の先生も言っていたし、
昨日もある看護師が使ったことばだから。
がんの末期であるわたしの母は
日々ベットの上で痛みと戦っている。
今は腕からモルヒネを点滴され、
昨日はわたしが付き添っている間中
うなっていた。
体は動かすことも難しく
目も殆んど開かず
血中酸素が低下したため
酸素マスクをし、
オムツをし、
心電図をチェックするパッチを貼られ、
熱も高く、
床ずれも痛そうで、
息の仕方も苦しそうだ。
わたしの仕事の時間になってもうなっていて
ベットを離れるのがむずかしかった。
看護師に痛みが取れていない事を伝えて
後ろ髪が引かれる思いでその場を去った。
仕事が終わってまた母の様子を見に行った。
面会時間が終わる直前だったので
間に合うか心配だったが・・・・
母は寝ていた。
そこにやって来た夜勤の看護師。
「いつもは静かに寝てるんですよ。
人が来ると甘えるんですよね。
座薬もしてますから大丈夫です。」と言った。
その話し方、表情には
患者の気持ちを理解しようとしている
雰囲気が見られなかった。
この方、月2回しか来ない看護師。
「いつも」が分かってるのかしら?
「甘える?」
じゃ、そばにいないほうがいいって
ことですか?
わたしは反射的にそう思った。
母は24時間痛みと戦っている。
いつも一人で戦っている。
そこに人が来たら、泣き声であろうと
うめき声であろうと、どうにかして
痛みを訴えるのは当然だ。
「甘え」で片付けられるものでは
ないはずだ。
看護師という職業柄
いちいち一人ひとりの訴えに
対応していてはやっていられないのも
分かる。
しかし、「緩和ケア」をしている病院である
限りは、患者の気持ちや家族の気持ちに
鈍感になってはいけないと思う。
少なくとも、発する言葉だけには
細心の注意を払ってほしいと思った。
2016年1月31日日曜日
2016年1月20日水曜日
吉野教室
英語教室として使用している
吉野教室は、わたしの実家であるが
母が入院してからは、誰もいない。
その内妹が帰ってきて、また姉も
いつか帰ってくるのだろうが、
母がいなくなって、家がとても
さびしく感じる。
突然の病気の発覚で
発覚して2ヶ月もたたないうちに
入院してしまったものだから
空っぽ感ハンパない
感じだ。
わたしの両親は20年ほど前に
この徳島に移り、この家を建てた。
人生の5分の1しか住まなかった
この家だが、思い出も、物も
ぎっしり詰まっている。
自宅に比べ、隙間風がすごいし
断熱材が入っていないみたいに
寒さが身にしみる。
その中で今日もクラスをすることができた。
子供たちのエネルギーに救われた。
I am writing in English because it is
hard to express my feeling in Japanese.
I go upstairs where my parent's room is.
And I found it is hard to see all the stuff there.
Everything has some memories, expecially
the stuff in my mother's room make me
cry.
I need to be strong and look forward, not back
ward. I have to face the fact that I will lose my
dear mother very soon. It is very tough to
think about, but it is coming soon.
But it happens to every one of us, and it will
happen to my children someday.
I didn't have a good relationship with my mother
last 10 years. I regret that I didn't do much for
her. But then she was busy with her music
lessons and I was busy with establishing my
own school and taking care of my children.
She supported our business. I have to say
thank you for her generosity for letting us
use her place.
I will miss her very much.
吉野教室は、わたしの実家であるが
母が入院してからは、誰もいない。
その内妹が帰ってきて、また姉も
いつか帰ってくるのだろうが、
母がいなくなって、家がとても
さびしく感じる。
突然の病気の発覚で
発覚して2ヶ月もたたないうちに
入院してしまったものだから
空っぽ感ハンパない
感じだ。
わたしの両親は20年ほど前に
この徳島に移り、この家を建てた。
人生の5分の1しか住まなかった
この家だが、思い出も、物も
ぎっしり詰まっている。
自宅に比べ、隙間風がすごいし
断熱材が入っていないみたいに
寒さが身にしみる。
その中で今日もクラスをすることができた。
子供たちのエネルギーに救われた。
I am writing in English because it is
hard to express my feeling in Japanese.
I go upstairs where my parent's room is.
And I found it is hard to see all the stuff there.
Everything has some memories, expecially
the stuff in my mother's room make me
cry.
I need to be strong and look forward, not back
ward. I have to face the fact that I will lose my
dear mother very soon. It is very tough to
think about, but it is coming soon.
But it happens to every one of us, and it will
happen to my children someday.
I didn't have a good relationship with my mother
last 10 years. I regret that I didn't do much for
her. But then she was busy with her music
lessons and I was busy with establishing my
own school and taking care of my children.
She supported our business. I have to say
thank you for her generosity for letting us
use her place.
I will miss her very much.
2016年1月16日土曜日
人のやさしさ
1月、2月は英検ラッシュ。
英検の上級を目指す子供も児童英検を
初めてトライする子供もいる。
皆に受かってもらいたいので
わたしも必死で準備を進めている。
が、母の入院もあり、なかなかスムーズに
いかない。
今日も朝9時からレッスン直前の
午後4時近くまで、病院で付き添い。
夫も新学期が始まって忙しくなって
来たので、なかなか付き添いに
時間をかけられない。
来週は息子が付き添いレスキューに
帰ってきてくれる。楽しみだ。
完全看護ではあるが、
母は目もあまり見えず、
看護師を呼ぶブザーがあることが
わからず、一人でベットを這い出し
トイレに行こうとするから困るのだ。
歩けないのに歩けると思ってしまう。。。
強い薬のせいかもしれない。
そんなこんなで、今日も朝
クラスの準備と家事でてんやわんや
朝の8時~9時は家中を走り回っていた。
家を出る直前に、英検資料のコピーを
あわてて取ったらページがごっちゃになり
クラスの中で子供たちに直してもらった。
午後4時近く。
クラスがそろそろ始まるから
病院を出ないとと思っている矢先
友人から電話。
困ったな、これからクラスなのにと
思っていると、友人いわく
「夕食作ってきたよ。駐車場で
待ってるから。」
友人は肉じゃが、卵焼き、かぶの
お漬物を持ってきてくれた。
涙が出るほど嬉しかった。
今晩はレトルトカレーにしようと
思っていたから。
彼女は先週もビーフシチューを
もって来てくれた。
こんな友人を与えて下さった神様に
わたしは感謝した。
母は歯痛がひどく、歯医者さんに連れて行きたいのに
苦しいことが多くてなかなか連れていけない。
そのことを母の生徒さん(大人)に話したら
たまたま彼女の義理のお兄さんが
歯医者さんで、往診をお願いしてくれた。
鴨島では人気の歯医者さんなのに
忙しい合間を縫って、昨日と今日の晩
来てくれた。
母の笑顔を見てホッとした。
夕方3人もの生徒さんがお見舞いにきてくれていた。
家に帰って夕食に食べた肉じゃがとお漬物、
卵焼きは最高においしかった。
今日は人のやさしさにたくさん触れられた
よい日だった。
英検の上級を目指す子供も児童英検を
初めてトライする子供もいる。
皆に受かってもらいたいので
わたしも必死で準備を進めている。
が、母の入院もあり、なかなかスムーズに
いかない。
今日も朝9時からレッスン直前の
午後4時近くまで、病院で付き添い。
夫も新学期が始まって忙しくなって
来たので、なかなか付き添いに
時間をかけられない。
来週は息子が付き添いレスキューに
帰ってきてくれる。楽しみだ。
完全看護ではあるが、
母は目もあまり見えず、
看護師を呼ぶブザーがあることが
わからず、一人でベットを這い出し
トイレに行こうとするから困るのだ。
歩けないのに歩けると思ってしまう。。。
強い薬のせいかもしれない。
そんなこんなで、今日も朝
クラスの準備と家事でてんやわんや
朝の8時~9時は家中を走り回っていた。
家を出る直前に、英検資料のコピーを
あわてて取ったらページがごっちゃになり
クラスの中で子供たちに直してもらった。
午後4時近く。
クラスがそろそろ始まるから
病院を出ないとと思っている矢先
友人から電話。
困ったな、これからクラスなのにと
思っていると、友人いわく
「夕食作ってきたよ。駐車場で
待ってるから。」
友人は肉じゃが、卵焼き、かぶの
お漬物を持ってきてくれた。
涙が出るほど嬉しかった。
今晩はレトルトカレーにしようと
思っていたから。
彼女は先週もビーフシチューを
もって来てくれた。
こんな友人を与えて下さった神様に
わたしは感謝した。
母は歯痛がひどく、歯医者さんに連れて行きたいのに
苦しいことが多くてなかなか連れていけない。
そのことを母の生徒さん(大人)に話したら
たまたま彼女の義理のお兄さんが
歯医者さんで、往診をお願いしてくれた。
鴨島では人気の歯医者さんなのに
忙しい合間を縫って、昨日と今日の晩
来てくれた。
母の笑顔を見てホッとした。
夕方3人もの生徒さんがお見舞いにきてくれていた。
家に帰って夕食に食べた肉じゃがとお漬物、
卵焼きは最高においしかった。
今日は人のやさしさにたくさん触れられた
よい日だった。
2016年1月5日火曜日
師弟関係
新しい年が始まり、
昨日から英語クラスも始まった。
英語を教えているときは
日々の苦悩から解放される。
というか、忘れさせてくれる。
子供は不思議な力をもっている。
子供の世界が大きすぎるからか、
大人はそれに飲み込まれてしまうのだ。
それに魅せられたのか、
またはたまたまそうだったのかは分からないが
母はピアノとバイオリンを教えていた。
長い生徒で10年とか20年教わっていた。
そんな生徒さんたちが、日々母の見舞いにやってくる。
一日一回お顔を拝見させて下さいという方もいる。
先日自宅に一時的に戻ったら、
丁度帰郷していたピアノとバイオリンの生徒さんが来て
デュエットを演奏してくれた。
2人とも大学生。
ステキな穏やかな時間だった。
楽器の演奏法を教えるのっていいなと思った。
個人レッスンだし、身に着いたら一生の宝だ。
一人はオーケストラに参加し、一人は音楽の先生を
目指している。母を恩師として尊敬しているらしい。
英語もしかり・・・
英語を身につけて、それを人生のどこかで役立てて欲しい。
ただ、英語は目に見えるような技術でなく、
話したり聞いたりする技術だからどれだけ「出来ている」
のか分かりにくいのかが難点。
でも成長してある日突然尋ねてきて
「対等に」英語で話ができるようになっていたら
こんなに嬉しいことはない。
昨日から英語クラスも始まった。
英語を教えているときは
日々の苦悩から解放される。
というか、忘れさせてくれる。
子供は不思議な力をもっている。
子供の世界が大きすぎるからか、
大人はそれに飲み込まれてしまうのだ。
それに魅せられたのか、
またはたまたまそうだったのかは分からないが
母はピアノとバイオリンを教えていた。
長い生徒で10年とか20年教わっていた。
そんな生徒さんたちが、日々母の見舞いにやってくる。
一日一回お顔を拝見させて下さいという方もいる。
先日自宅に一時的に戻ったら、
丁度帰郷していたピアノとバイオリンの生徒さんが来て
デュエットを演奏してくれた。
2人とも大学生。
ステキな穏やかな時間だった。
楽器の演奏法を教えるのっていいなと思った。
個人レッスンだし、身に着いたら一生の宝だ。
一人はオーケストラに参加し、一人は音楽の先生を
目指している。母を恩師として尊敬しているらしい。
英語もしかり・・・
英語を身につけて、それを人生のどこかで役立てて欲しい。
ただ、英語は目に見えるような技術でなく、
話したり聞いたりする技術だからどれだけ「出来ている」
のか分かりにくいのかが難点。
でも成長してある日突然尋ねてきて
「対等に」英語で話ができるようになっていたら
こんなに嬉しいことはない。
2016年1月2日土曜日
A Happy New Year
おけましておめでとうございます。
本年は無事に迎えることができました。
昨年は末から母の介護看護でクリスマスも年末も
いつもの行事がなく、終わってしまい
子供たちには本当に申し訳ありません。。。。。
結局母は近くの診療所に入院しましたが
日々付き添わずにはいられないため
いまだに年賀状が書けていません。
ダンが教室の生徒さん用に作ってくれた
年賀状はちょっと大人っぽすぎて
受けないので、結局いつものように
息子と娘の写真になってしまいました。
これからがんばってお返事を書きます。
そとの半月が大きくて綺麗です。
今年は皆にとっていい年でありますように
お祈りしています。
本年は無事に迎えることができました。
昨年は末から母の介護看護でクリスマスも年末も
いつもの行事がなく、終わってしまい
子供たちには本当に申し訳ありません。。。。。
結局母は近くの診療所に入院しましたが
日々付き添わずにはいられないため
いまだに年賀状が書けていません。
ダンが教室の生徒さん用に作ってくれた
年賀状はちょっと大人っぽすぎて
受けないので、結局いつものように
息子と娘の写真になってしまいました。
これからがんばってお返事を書きます。
そとの半月が大きくて綺麗です。
今年は皆にとっていい年でありますように
お祈りしています。
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English Fun Party
3月31日、4年ぶりにパーティを開きました!! 英語を使ったチャンツ、詩の朗読、劇、歌、手遊びなど、みんなで楽しむことができたと思います。 来年に向けて反省点はたくさんありますが、演じる人も見る人も楽しいパーティにできたらと思います。

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