100年に一度の英語教育改革?
ということで、講演を聴きに行った。
ハロウィンパーティの日、夜行バスで東京へ。
疲れているのに全然眠れず、すぐに朝が来た。
朝6時前に着いたので、浦和の息子のアパートへ
行ったら爆睡してしまった。
10時有楽町朝日ホールへ。
大勢来ていて入り口には長蛇の列。
まずは当教室で使っている「We can!」
というテキストの著者、松香先生の講演。
この度、TAGAKIというテキストを出版し
4技能(読み書き聞く話す)を全てバランスよく
習得するためのテキスト。
お昼休憩の間、新幹線の見えるところでランチ。
新幹線が見えるなんてラッキーと思いながら
ランチを食べていた。
そして目を右下に移すと、なにやらオレンジの
キャラクターが柿を売っているではないか?
よく見ると、上板町のゆるきゃら「柿じい」??
柿のキャンペーンをしている。
上板町がこんなところまで進出していると、
とうていありえない状況に驚いていると、
柿じいのはずの顔が、
あれ?違うぞ!
同じ柿でも、じいではなかった。
何かジャコランタンの
顔をした柿。ちょっとがっかり。
そして午後のプログラム。
英語教育改革を上智大学の
吉田研作先生が、そして
4技能英語について、東進ハイスクールの
安河内先生が講演した。
今まではスピーキングがなく、
ライティングとリーティングで70%、
リスニングが30%でした。
それが、4技能全部が同じ配分になる
とのことです。こんな急な事が
現場の人間に務まるのだろうか?!
テストの形も、
問題の設問までが英語に。。。
東京都は都立高校入試に
スピーキングテストを2019年度から
導入するそうだ。
徳島県はどうなんだろうか?
一応、「英語教育改善プラン」なるものがあった。
それによると。。。
2020年までに、中学3年生の60%が英検3級、
高校3年生の60%が準2級をとることを目標に
掲げているらしい。
教員採用の際、「準1級以上を要件化したり、
外国人助手と生きた英語に触れる機会を増やす」
とあるが、そんなことはずっと前からやっていて
いまさら生きた英語に触れるとか言っている場合ではない。
生きた英語は外国人助手でないと話せないのではない!!
事実、英語がネイティブでない人の話す英語が
リスニングテストに出てくるようになると言われている。
だから、こども達同士が互いに会話できる機会を
増やしていかないと、どんどん取り残されてゆくぞ。
外国人助手に頼っていては、何も変わらないのだ。
「英語教育改善プラン」の内容を見ても、
周りがやっているから作った感がする。
2020年には、中学校も高校も、英語の授業は
100%英語のみにするとのこと。😵😵😵
もう本当にGOOD Luck!の言葉しかない。
さて、講演は午後5時に終わり、
夜は息子たちにミャンマー料理店に連れて行って
もらった。家族で経営しており、
最初は日本人客もいたが、
時間が遅くなるにつれ、ミャンマーの人が
続々と店に入ってきて、純日本人は私一人という
不思議な状態になっていた。
でもこの人たちは、普段の生活では
わたしと反対の状態(自分以外は日本人)
なんだろうなと思いながら、タイ料理に似た
食べ物を口に運んだ。美味しかった。
次の日、わたしは帰路に着いた。
電車の中から古ぼけた家が延々と所狭しと線路際に並んでいる
風景を見ながら、徳島の田舎でも、きれいな空気、広くて青い空、
緑の山に囲まれた一軒家で生活できることがいかに豊かで贅沢か、
考えさせられた。
東京の生活に戻りたくない、と思った。