2015年2月2日月曜日

人をののしる言葉

cursing は「のろい」、swearは「ののしり」

日本語では「ばかあほ死ね殺すぞ」などの言葉である。

先日大学生の女子が宗教に誘った老女を殺害した。
「人を殺してみたかった」とのこと。

去年長崎の佐世保で同級生を殺害した女子高生の
ニュースがまだ記憶に新しいのに、
「殺したい」願望の女子のニュースが二年連続で
起こるとは恐ろしいことだ。

9年前日本に帰国し、一番驚いたのが
昔と比べて「死ね」とか「殺すぞ」の使用率が
本当に多いこと。殆んど日常茶飯事といってよい。
当時は校長先生の計らいで中学校の
ALTの先生の助手をしていたのだが、そこで中学生の
実態を目の当たりにし、非常に驚いた。

命を尊ぶとか、人を尊重する教育はされているのか?

もちろん、学校でなく、基本は家庭で、である。

娘のPTA会合で、子供の野球かサッカーのコーチを
している保護者が、子供に対し、「死ね!」をよく使うと
平然とした顔で他の保護者に話していた。

わたしは唖然とし、言葉もなかった。

自分の子供にこういった言葉を使えば、子供は最初は
当然傷つくだろう。しかし、頻繁に使われることで、
そういう言葉が「ののしり語」としてインプットされ
無神経に他人に使うようになる。

使う相手に対し、その言葉に深い意味はないかもしれない。
しかし、頻繁に使われれば、それだけその言葉の真の意味
は薄れ、死ぬとか、殺すとかいうことに鈍感になる。

イスラム国に後藤健二さんが殺害された。

イスラム国の覆面をした悪魔のような奴は
子供の頃から人を殺すことを教えられ、命を奪う事に
快感以外の何も感じないのだろう。
こんな恐ろしいことはあってはならない。

動物でさえ、本能で空腹を満たす以外、
安易に他の動物を殺したりしない。

つまり、人を殺すということは、動物以下であるということ。

「殺すや死ね」という言葉は、子供に対して絶対に使ってはいけない。
いや、人をののしる言葉や差別する言葉は、家庭内で
禁止すべきなのである。

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 3月31日、4年ぶりにパーティを開きました!! 英語を使ったチャンツ、詩の朗読、劇、歌、手遊びなど、みんなで楽しむことができたと思います。 来年に向けて反省点はたくさんありますが、演じる人も見る人も楽しいパーティにできたらと思います。