週一回の英語教室で
しつけを期待している保護者は少なくない。
しかし、週一回でしつけても
普段の生活が改善するはずはない。
教室としては、しつけのために
1時間しかない貴重な勉強時間を
すり減らしたくないし、
生活面での常識を教えるために
英語教室をやっているのでもない。
つまり、子供たちは家でしっかりしつけをして
英語を勉強するという自覚をもたせて
送り出して欲しいのだ。
が、現実は・・・
小学校低学年までは、
「しずかに!」
「こっちむいて」
「触らないで!」
「走っちゃだめ!」
「ちゃんとすわりなさい!」
「けんかはやめなさい!」
「英語でいいなさい!」
「人の話を聞きなさい!」
小学校高学年以上は
「しずかに」
「ちゃんと座りなさい」
「寝転がるな」
「聞きなさい」
「お話はやめなさい」
「下品な言葉は使うな」
「悪口は言うな」
「英語でいいなさい」
「人をぶつな」
さらに、高学年は
やれといったことを
「いやだ」と言ってやらなかったり、
お友達とのお話に夢中で、
先生の言ったことをすっかり
聞き逃した挙句、
「え?何するの?」と
当然のように聞く子もいる。
大あくびをして、
ごろりと横になる子は
上級生に多い。
クラスがおもしろくないから?と
考えたが、毎回試行をを凝らして
真面目に取り組めればおもしろい
ゲームを提供しているから、
おもしろくないとは言えないと思う。
よく、「やる気にさせる」
と塾は唄っているが、
競争意識を持たせ、
賞を用意し、テストの点が
少しでも上がるようにし、
「やる気」を起こさせている
のである。しかしそれは
わたしたちの意向とは異なる。
もちろん上記のような
行動はとらず
真面目に学ぶ姿勢をもった
子供が、ほとんどで、
しつけの必要な子はほんの一部なのだ。
その一部のこどもの
しつけに費やす時間とエネルギーで
一日が終わるとどーっと疲れる。
英語を教えることより
しつけが本業にならないように
したいものだ。
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