英検の有効期限なるものができた。
ベネッセのサイトによると、
「入試センターの「大学入試英語成績提供システム」によって
各大学に提供されるのは、高校3年生の4~12月に受検した、
2回までの結果に限られます。」
のだそうだ。
英検のサイトを見ると、英検の有効期限は一生涯とある。
しかし、それが通らなくなってきたのか。
小学校から英検、英検と言われ、
小学校の間にかなり上のグレードまでとっても
よほど難関大学や英検の準1級以上のスコアがなければ
受け入れられない大学に入らないかぎりは、
高校に入ってから英検2級がとれれば十分ということになる。
これは経済格差や早期受験に配慮したものだそうだ。
経済格差とは、何度も受験できる家庭の方が有利になったり
高校で外部試験の対策に追われるなどの教育への影響を
考えたそうだ。また大学は直近の成績を見たいという
要望もあるという。
そりゃそうだ。小学校や中学校でとった級は、その後も
継続してやっていない限り、維持できる保障はない。
これに左右されるのは保護者、そして私たち英語塾。
大学入試に英検スコアが必要!と発表されてから、英検を
小学校から勉強させるべきか悩んだ。保護者の要望に答え
教え始めていたが、週1回50-60分だけのクラスでは難しい。
英検の指導だけでも一時間は必要だからだ。
英語は小学校までは読み書き聞く話すをしっかりやり、
中学校に入って文法などを勉強するから、
テスト対策は中学に入ってから
自分で問題集を解けば十分合格できると思う。
今朝の徳島新聞に、「大学共通テストの英語対策」があった。
そこには、次のようにあった。
「英文を繰り返し読んだ上で、
その文章の音読CDを聞き、
声に出して読み、書き取る、
そして最後に何も見ずに文章を音読する。」
これって、めんどくさがりの現代人には
かなり大変な作業だ。
「新テストで本番を迎える現高校2年、
1年の受験生は、慣れるまでは中学の
教科書の文章を素材に使ってもよい。
中学の学習が基盤になるからだ。」
勉強の素材は目の前にある。
高い教材を買わなくてもよいのだ。
日本の英語教育、少しずつ進歩しているが
これからどうなってゆくのか、しっかり
見守っていきたい。
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