この夏、息子が学生寮で知り合った中国人の留学生を連れてきた。
びんさんと言う人。
中国では大学に入るのに、日本のセンター試験と似たようなガオカオという
大きな試験がある。
それで将来が左右されるから、皆必死で勉強するらしい。その試験の結果で
入れる大学が決まるのだ。
びんさんはその試験の結果に満足できず、日本語を勉強して日本の大学に
入ることにした。
日本語検定を受け、東京工科大学に入り、4年で就職は決まったが、大学院の
方がいい就職先がみつかるとのことで、大学院まで行った。
で、今年になり、ソフトバンクとドコモに就職が決まったらしいが、本人は
ドコモを選んだようだ。
彼の日本語は日本人の雰囲気まで漂うほど完璧であるが、英語も堪能だ。
本人の希望でわたしたちとは英語で会話をした。
彼は日本人と一緒の寮で、大変なことやつらいことがあったろうなと思い、
色々話を聞いてみた。
父親は漢方薬の薬局を経営しており、母親は中国共産党員だそうだ。
しかし、母親の考えに同意できないと言っている。
日本人は大好きだが、日本人に必要なのはハングリー精神だと。
現状に満足していて、冒険をしないということだ。
日本人は、特に大学生は、そういった精神に欠けるかもしれない。
海外に出て勉強しようとしないのも、そういう理由からだろう。
日本に来ている留学生は皆必死だ。
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