今日は夫と二人で仏教の声明ライブイベントに参加した。
と言っても入退場の際にピアノをバックグラウンドとして弾くだけである。
わたしたちはキリスト教なので、仏教の式に参加する機会もほとんどないが
よい経験になったと思う。キリスト教と仏教は敵対視とまではいかなくても
得にキリスト教は仏教を偶像崇拝として軽蔑視しているので、このように
他宗教同士がお互いのイベントに参加することで、利点や共通点を見いだす
よい機会となると思う。
しかし、今日の話の中にも、キリスト教によく似た教えがあったし、
結局のところ、人間は一生をよく生きていくために、正しい行いだけでなく
自分を知り、悪いことを避け、質素に謙遜に生きていかねばならないという
考えは、どの宗教も共通するところがあると思う。
宗教は自分の見えない面、何を信じて生きるか、何が本当か、
死への向きあいかたなど、科学では決して解明できないことを
考える機会をくれるという点で、人間に必要だと思う。
そういう点から、科学で解明されたことしか理解できないし
それを越えて考えようとしない人たちは自分の無限に広がる
可能性の世界を、かなり狭くしていると思わざるを得ない。
わたしはアメリカではカテドラルでパイプオルガンを弾いていたので
今回はその賛美歌集からコンテンポラリーの曲を選んで弾いた。
それが結構よかったようで、皆喜んでくれたようだ。「仏教とキリスト教の
コラボ」と友人が言っていたが、その通りだと思う。
いつか仏教とキリスト教がお互いのよさを認め合い、
そのよいところを学んでいくようになる日が来ることを望む。
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